【寒締めほうれん草15】 出荷・栽培の反省2015
2015年度におけるちぢみほうれん草の出荷が終了しました。
初めてづくしで、ただただ、あわただしく時が過ぎ、気がつけば春の気配がする季節。。
反省と後悔が多く、自己採点をするならば、、
50点 ( ´Д` )””
悔しさの残る2015年のほうれん草栽培でした。。
1.自己採点の理由
なぜに自己採点が50点かというと、、
出荷量が予想の半分しかなかったからなんです。。
一般的に10a→1000kgなので、
私の場合40a→4000kgの予想。
しかし実際は40a→2000kg弱。。
なぜこういう結果になったかは、心当たりがありすぎて、なるべくしてなった結果だとある意味納得しています。。(´△`)
2.おおいに反省すべき点
すべては播種作業が失敗の原因でした。。
(反省1)間引きなしの2~3粒播き
間引きを行わなかったので極密植になり葉の形状・大きさが出荷規格にならないものが多数出た。。
2、3粒まきHS-300で播種しておいて、間引かないというお粗末さ、、播種がプロとして作物を作る人として最低なレベル。。
→1粒まき播種機HS-801を導入し、間引きも行う
(反省2)播種が狭かった
播種間隔が条間15cm、株間12cmでかなりの密植栽培で1株毎の成長が阻害されました。
→一番狭くても播種間隔は、条間20cm~、株間15cm~は必要
(反省3)播種時期
規定期間、後半の播種により生育が遅く、出荷前半の収量が悪かった。
前作が遅延したからというのが理由だが、前作をあきらめて作業を急ぐべきだった。。
12月の暖冬により以後盛り返したが、ラッキーパンチみたいなもの。。
→9月15~20日の播種は必須である。
3.寒締めほうれん草2015・総評
■土作り
(1)堆肥
【△】前作がシソで4t/10a投入したので、入れなかったが本来2t/10aは入れるべき
(2)施肥
【○】規定の化成120kg/10a、苦土150/10a投入、コストはかかったが、ほうれん草の葉の状態は良かった
■播種
(1)準備
【×】前作の出荷を粘ったため、雨続きの天候になり、以後の播種作業に影響がでた。。
(2)播種
【×】規模が大きい場合、播種機HS-300は1回の播種が2~3粒という点がダメ。
【×】播種間隔が狭すぎた
■管理
(1)除草
【○】アージランによる草抑制効果に効果あり
(2)防除
【○】土壌処理剤にカルホスを使用し、防除効果あり
(3)間引き
【×】めんどくさくてしなかったが、その後の収穫量に多大な影響あり
■収穫
(1)収穫
【△】播種時期に失敗したので11/20の出荷に間に合わず、スタートダッシュに失敗。
【×】播種間隔、間引きなしにより、刈取り作業が煩雑化
(2)調整出荷
【○】調整の効率化を日々改善し、出荷量が2人で日量10箱可能になった。
4.その他
ほんと悔しい思いをした、ほうれん草栽培でした。。
このまま終われないので、
来年2016年は、絶対に成功するぞ!!
今年の反省点から、成功が見えたので、面積を2倍以上の
40a → 1ha
にする予定です!!
以上!!